PDFの不要なページを無料で削除する方法|Mac・Windowsでオフライン編集
スキャンしたPDFに白紙が混じった、資料に重複ページがある、配布用ファイルから不要なページだけ取り除きたい。そんなときは、PDFのページをサムネールで確認して、不要なページだけ削除できます。
Macなら標準アプリの「プレビュー」、Windowsなら無料の「PDF24 Creator」を使う方法があります。ここではPDFをWebサービスへアップロードせずに作業する手順に絞ります。
先に重要な区別があります。
- 不要なページの削除:PDFの1ページ全体をなくす
- 一部だけを隠す・削る:ページ内の特定の文字や画像を処理する
- 必要ページの抽出:残したいページだけを別のPDFへ取り出す
- 見開きの分割:1ページに左右2ページ分が含まれる状態を左右に切り分ける
これらは異なる操作です。たとえば「2ページ目にある個人情報だけを消したい」場合、ページの削除ではなく適切な墨消し処理の検討が必要です。詳しくはPDF共有前の個人情報・墨消しチェックを確認してください。
この記事は2026年10月13日に確認したAppleとPDF24の公式情報をもとに作成しました。MacやWindowsでの実機操作、ファイル容量や画質の比較測定は行っていません。メニュー名はアプリのバージョンで異なる場合があります。
最初に選ぶ方法
| 環境 | 無料で行う方法 | 外部アップロード | 特に注意すること |
|---|---|---|---|
| Mac | 標準の「プレビュー」 | ページ編集自体では不要 | 自動保存に備えて原本を複製 |
| Windows | デスクトップ版「PDF24 Creator」 | ソフトによるローカル編集なら不要 | 「PDF24オンラインツール」と区別 |
| 会社・学校のPC | 管理者が認めたアプリや方法 | 設定・運用次第 | 導入制限と情報管理規則を優先 |
作業開始前に元PDFのコピーを作ってください。 ファイル名だけを変更するのではなく、元ファイルが別に残っていることを確認します。クラウド同期フォルダーで作業する場合は、編集とは別に同期が発生する可能性も考慮してください。
Mac:プレビューでPDFの不要ページを削除する
Apple公式のプレビューユーザガイドは、PDFのサムネールやコンタクトシートからページを選び、Deleteキーまたは「編集」→「削除」で取り除く手順を案内しています。
- Finderで元のPDFを複製し、作業用コピーを作成します。
- 作業用PDFをMacの「プレビュー」で開きます。
- 「表示」→「サムネール」を選び、左側に全ページの一覧を表示します。ページ数が多い場合は「表示」→「コンタクトシート」も利用できます。
- 削除したいページのサムネールをクリックします。複数のページを扱う場合は、対象を選択してから実行します。
- Deleteキーを押すか、「編集」→「削除」を選びます。
- ページ数と前後のつながりを確認し、ファイルを閉じてから再度開いて確認します。
Appleは、ページの削除によってそのページに付いていた注釈も取り除かれると案内しています。書き込みが必要なら、削除前に原本側で確認してください。
公式資料:Apple:Macの「プレビュー」でPDFのページを追加する/削除する/移動する
Macでページが消せない・元PDFを残したい場合
- 元PDFでなく複製したPDFを編集しているかを確認します。プレビューでは編集結果が自動保存される場合があるため、原本を事前に確保することが重要です。
- パスワードや編集権限によって操作が制限されるファイルは、権限を持つ作成者・管理者に確認してください。
- うまくいかないときは、まず1〜2ページのテスト用PDFで操作を確かめます。
- 意図せずページを削除したら、元ファイルの複製からやり直す方が確実です。
MacでPDFを結合する手順は、複数ファイルのページを追加する作業です。この記事で扱う削除とは反対の操作です。
Windows:PDF24 Creatorでページを削除する
PDF24はブラウザーで動くオンライン版と、Windowsにインストールする**デスクトップ版「PDF24 Creator」**を提供しています。PDF24公式サイトは、Creatorがオフラインで動き、ファイルをPC上で処理できること、ページの追加・削除・移動に対応することを説明しています。
- PDF24 Creator公式サイトからWindows向けデスクトップ版を確認し、インストールします。会社・学校のPCでは管理者の許可を得てください。
- PDF24 Creatorのデスクトップアプリを開きます。Webブラウザーの「PDF24 Tools」と混同しないようにします。
- 作業用にコピーしたPDFを、Creatorの編集画面で開きます。PDF24公式ヘルプでは、ファイルをCreatorの画面へドラッグして開く方法を案内しています。
- ページの一覧またはサムネールから、不要な白紙・重複ページを選択します。
- **削除(Delete)**を実行します。アプリのバージョンにより、削除ボタン・メニュー・右クリックメニューの位置は異なります。
- 必要ページが残っていることをプレビューで確認し、新しいファイル名で保存します。
- 保存したPDFを別のPDF閲覧アプリでも開き、ページ数と内容を確認します。
PDF24公式フォーラムでは、Creatorでファイルを開き、ページを選択してDeleteキーで削除して保存する操作を案内しています。最新版のツールボックスにもページ削除機能がありますが、実機で現在の日本語画面を確認したわけではありません。表示が違う場合は公式マニュアルを参照してください。
公式資料:PDF24 Creator(日本語)、PDF24 Help Center:Creatorで空白ページを削除する方法(英語)、PDF24 Creator変更履歴(英語)
「無料オンラインPDFページ削除」との違い
PDF24のオンライン版「Remove PDF pages」はWebブラウザーでPDFを選び、サーバー側でページ削除を処理する方式です。オンライン版でファイルを選んだ場合はアップロードが発生します。
社外秘資料、個人情報、学校の名簿など、外部への送信が認められていないPDFは、オンライン版へアップロードしないでください。編集先をローカルにしていても、クラウド同期やバックアップ設定の管理は別に必要です。
削除後に必ず確認したい6項目
- 残すページ数:たとえば10ページから白紙2ページを消したなら、意図した8ページになっているか。
- 内容の抜け:表紙・目次・本文・資料が意図した順番で残っているか。
- ページ番号:本文に印刷された「3/10」などは、ページ削除だけでは自動更新されない場合があります。
- しおり・目次:削除したページへのリンクや参照先がずれていないか。
- 注釈・フォーム・署名:必要なメモ、入力欄、署名や検証情報に影響していないか。重要な署名済みファイルは改変前に発行元へ確認します。
- 共有用のコピー:原本とは別名で保存し、最終出力を閉じて開き直して内容を確認したか。
PDFのページを削除しても、ファイルが必ず小さくなるとは限りません。容量を減らすことが目的なら、ページ整理のあとにMac・WindowsでPDF容量を減らす方法を別途確認してください。容量削減のために画質を落とし過ぎないよう注意が必要です。
よくある質問
白紙1ページだけを消したい場合は?
Macのプレビューならサムネールから該当ページを選び、Deleteキーで削除します。WindowsならPDF24 Creatorのデスクトップ版でページを選択して削除できます。消す前に必ず前後のページを確認し、原本のコピーで作業します。
必要なページだけを残したい場合は?
数ページだけを使うなら、「不要なページを1枚ずつ削除」より、必要なページを抽出する方法が向いている場合があります。PDF24 Creatorにはページ抽出機能があります。Macのプレビューでも、Appleはサムネールをデスクトップへドラッグして新しいPDFを作れると説明しています。大量のページを手作業で削除する前に検討してください。
1枚の見開きPDFを左右2ページにできますか?
ページ削除ではできません。 1つのPDFページの左右に2ページ分の画像が入っている場合は、ページ分割・切り取りなど別の編集が必要です。単純にページ一覧から1枚削除すると、左右両方が消えてしまいます。
削除したページの個人情報は確実に消えますか?
ページそのものは編集後のPDFのページ一覧から消えますが、文書のすべての非表示情報が消える保証ではありません。メタデータ、添付、コメント、フォームなどの情報は別途確認が必要です。機密情報を共有する目的なら、適切な墨消しと非表示情報の削除を含めてPDFの個人情報チェックを行ってください。
WindowsのMicrosoft Edgeだけでページを削除できますか?
EdgeのPDF表示・印刷機能と、PDFの元ファイルからページを削除する機能は別です。印刷画面で必要ページを新しいPDFとして出力できる構成もありますが、元PDFの構造や注釈・フォームが同じまま保持されるとは限りません。この記事では、ページ編集に対応するPDF24 Creatorを紹介しています。
パスワード付きPDFでも削除できますか?
文書の開封パスワードや編集制限によっては操作できません。権限のない保護解除を前提にしないでください。編集を許可された担当者・発行元へ確認してください。
まとめ
- Macでは「プレビュー」のサムネールから不要なページを選んで削除できます。
- Windowsでは無料のデスクトップ版「PDF24 Creator」でオフライン編集できます。
- オンラインツールは別サービスであり、アップロードが発生する方式があります。
- 原本を複製し、削除後のページ数・順番・しおり・注釈・共有情報を確認しましょう。
複数PDFを1つにまとめたいときはPDFの無料結合、添付制限を超えるときはPDFの無料圧縮を参照してください。
検証範囲: Apple・PDF24の公式資料に基づく操作説明です。Mac/Windowsの実機削除、PDF24 Creatorの現行UI再現、処理速度・ファイルサイズ差、削除済みファイルのセキュリティ解析は実施していません。