PDFの必要なページだけ抽出して保存する方法|Mac・Windowsで無料・オフライン
20ページのPDFから「3〜5ページだけ」「1・4・8ページだけ」を別ファイルにして送りたい。 この場合は、**必要なページの「抽出」**を行います。元のPDFを残し、選んだページから新しいPDFを作る操作です。
Macなら標準の「プレビュー」、Windowsなら無料のデスクトップアプリ「PDF24 Creator」が候補です。どちらもPDF本文をオンラインPDF編集サイトへアップロードせずに作業できます。ただし、iCloud DriveやOneDriveなど同期フォルダー内のファイルは、別途クラウド同期される場合があります。
本記事は2026年10月15日にApple・PDF24・Adobeの公式資料を照合して作成しました。実機での保存操作・現行日本語UI・生成PDFの画質や注釈・署名保持は独自検証していません。
「抽出」「削除」「分割」は別の作業
| 目的 | 10ページのPDFの例 | 出力 |
|---|---|---|
| 必要ページの抽出 | 3・5・6ページだけ相手へ送る | 3ページをまとめた新しいPDF。元10ページは残す |
| 不要ページの削除 | 2・7ページを取り除く | 8ページの編集済みPDF |
| 1ページずつ分割 | すべてのページを個別ファイルにする | 1ページのPDFを10ファイル |
| 見開きの左右分割 | 1枚のページを左右半分に分ける | 1ページ内の画像や文字を切り分ける、別種の加工 |
「PDFの3ページ目」と、印刷済みの書類に書かれた「3」の文字が違うこともあります。サムネールとページ内容を照合して選んでください。
削除したいならPDFの不要ページ削除手順、取り出したページを並べ替えたいならページ順変更の手順を確認してください。
最初に原本を残しておく
- Finderまたはエクスプローラーで元PDFを複製して、作業用ファイルを作ります。
- 抽出するページをメモします。例:3〜5ページ(連続3ページ)、または3・5・6ページ(離れたページを含む)。
- 元PDFにフォーム、しおり、リンク、注釈、署名、パスワード保護があるなら、編集可能かと、出力後に必要な機能が残るかを確認する方針を決めます。
- 機密書類では、抽出されたPDFに表示されないページがなくても、添付・メタデータ・非表示情報が確実に除去されたとは限らないことに注意します。
正式な提出書類や署名済みPDFは、編集によって検証が無効になり得ます。許可されていない情報の抽出や保護解除は行わず、作成者・提出先のルールを優先してください。
Mac:プレビューで必要ページを新しいPDFにする
Apple公式のプレビューユーザガイドは、PDFサイドバーからデスクトップにサムネールをドラッグすると、新しいPDFを作成できると案内しています。
- PDFの原本をコピーし、コピー側をMacの「プレビュー」で開きます。
- メニューバーの**「表示」→「サムネール」**を選択して、ページ一覧を表示します。
- 新PDFに必要なページのサムネールを選びます。複数ページの場合は、対象ページだけが選択されているか慎重に確認します。複数ページの操作に慣れていなければ、まず1〜2ページのテスト用PDFで試してください。
- 選んだサムネールをデスクトップにドラッグし、新しくできたPDFを確認します。元のPDF内でDeleteキーを押す必要はありません。
- 新しいPDFを「配布用_必要ページ.pdf」などに名前変更し、保存後に開き直してページ数と中身・順序を確認します。
- 元のPDFが変更されていないことも確認してください。
Macのプレビューには編集の自動保存があるため、最初に原本を複製しておくことが重要です。「保存前だから元に戻せる」と考えて編集しないでください。
公式:Apple:プレビューでPDFのページを追加・削除・移動。同ページに、サムネールをデスクトップへドラッグすると新しいPDFができることが明記されています。
Macで抽出したつもりが全部入っている場合
選択したサムネールが1ページだけ、または全ページになっていなかったかを確認します。抽出後のPDFを開き直して選択した範囲を確認し、違う場合は原本のコピーからやり直します。
Windows:PDF24 Creatorでページを抽出する
Windows用のPDF24 Creator(インストール型)は、PDF24公式マニュアルで「ページ抽出UIを開く」機能を案内しています。ブラウザーのオンライン版ではなく、ローカルで処理するアプリを使う方法です。
- PDF24 Creator公式ページからWindowsデスクトップ版を入手します。業務・学校の管理PCなら導入許可を先に確認してください。
- PDF24 Creatorを起動して、PDFのページを抽出する機能を選びます。アプリの表示やメニュー位置はバージョンで異なる場合があります。
- コピーした元PDFを読み込みます。
- 抽出したいページを選択します。「3〜5ページだけ」などの指定内容に誤りがないか、プレビューや入力欄で確かめます。
- 元ファイルを変更しない別PDFとして保存し、保存後に開き直してページ数・内容・順番を確認します。
公式Creator 11マニュアルの11.1.6には、pdf24-DocTool.exe -extractPages <PDFファイル> でページ抽出画面を開く方法も記載されています。これは抽出を即時実行するコマンドではなく、抽出操作の画面を開くものです。通常は画面から機能を選べばよく、コマンド操作は必須ではありません。
公式:PDF24 Creator 11マニュアル、PDF24 Creator日本語製品ページ。
注意: Windows版の現行日本語UIで、同時に複数の非連続ページを選ぶ具体的な操作は実機未検証です。確認できない場合はアプリ内ヘルプと小さなテストPDFで確かめてください。
「印刷→PDFとして保存」で必要ページを選ぶのとは違う?
PDFビューアーの印刷画面からページ範囲を指定してPDFにできる環境もあります。ただし印刷経由で新しいPDFを作ると、リンク・フォーム・注釈・しおり・署名などが変わる可能性があります。ページ抽出と同じ品質を保証する操作ではありません。
提出先が検索可能な文字や署名検証を必要とする場合は、どちらの方式でも出力結果を実際に検査してください。
オンラインのPDF抽出はファイルをアップロードする?
します。 PDF24のWeb版「PDFページ抽出」は、公式にサーバーへファイルを送信して処理する方式と説明されています。Windows用PDF24 Creator(ローカルで処理)とは別です。
Adobe AcrobatのWeb版ページ抽出もPDFをアップロードし、抽出後の文書をAdobeのクラウドストレージに保存する方式です。
機密情報や個人情報を含む資料は、無料だから外部送信してよいとは判断しないでください。企業・学校の許可、保存先、利用規約、同期設定を確認しましょう。
抽出後のチェック表
例として10ページの資料から「3・5・6ページ」を1つにまとめて抽出したときの基準です。
| 確認すること | 正しい状態 | よくあるミス |
|---|---|---|
| ファイル数 | 1つのPDF | 1ページずつ3ファイルに分かれる |
| ページ数 | 3ページ | 元10ページが丸ごと入る |
| 内容・順序 | 元PDFの3→5→6ページの内容 | 印字されたページ番号で誤選択 |
| 元のPDF | 10ページの原本が残る | 上書きして原本を失う |
| 機能・情報 | 必要なリンク・注釈・署名の状態を別途確認 | 開けただけで全機能が保持されたと判断する |
Adobeのデスクトップ版の説明では、抽出後に元ページを削除する選択肢やページごとの個別PDFを作る選択肢もあります。目的が「1ファイルに必要なページをまとめてコピーする」なら、それらと区別してください。
参考:Adobe:Acrobatデスクトップ版でPDFからページを抽出。
よくある質問
1ページだけ抽出できますか?
Macプレビューなら対象サムネールをデスクトップにドラッグし、Windows PDF24 Creatorなら抽出対象を1ページにします。新しいPDFが1ページだけか開き直して確認してください。
3〜5ページだけ抽出するのと、偶数ページだけを抽出するのは違いますか?
連続範囲と離れた複数ページの選択は、画面操作が異なる場合があります。PDF24のオンライン版には偶数・奇数ページを選ぶ説明がありますが、Windows用Creatorに同一ボタンがあるとは断定できません。実際の選択内容と出力を確認してください。
抽出したPDFから個人情報は完全に消えますか?
いいえ、抽出したことだけでは保証できません。 保存後に添付、コメント、メタデータ、非表示の要素などを確認してください。必要ならPDF共有前の個人情報と墨消しを参照してください。
PDFの1ページを左右の2ページに分けたい場合は?
それはページ抽出ではなく、ページ内の内容の分割です。このページの手順では1枚を左右に切りません。家庭用紙へ分割印刷する場合は無料の家庭プリントツールが適する場合がありますが、1ページの一般的な見開きの切り分けとは用途が違います。
まとめ
Macはプレビューのサムネールをデスクトップへドラッグ、WindowsはPDF24 Creatorのページ抽出機能を使います。原本を残し、新しく作ったPDFに必要なページだけが入っているかを確かめてください。
この記事は公式資料の調査に基づき、実機・実ファイルでの出力品質、検索流入・PV・収益への効果は未検証です。自分の資料の取り扱いルールを守り、重要な文書は保存後の点検を省かないでください。