PC・PDF活用

MacでPDFにパスワードを設定する方法|プレビューと保存後の確認

結論

Macでは、標準アプリ「プレビュー」の「ファイル」>「書き出す」から「アクセス権」を開き、PDFを開くためのパスワードを設定できます。元のPDFを残したまま暗号化版を別名で保存し、保存したファイルをいったん閉じてから開き直すと、パスワード入力が求められるかを確認できます。ただし、手元で開けることだけでは、共有先の環境でも同じように開けることまでは確認できません。

対象環境:AppleのmacOS 27向け「プレビュー」公式ガイド。iOS・iPadOSの操作は対象外で、macOS実機の操作は未検証です。 古いmacOSでは表示が異なる場合があります。この記事ではAppleの現行資料にある「アクセス権」画面を主に説明します。

プレビューでPDFにパスワードを設定する手順

以下はApple「MacのプレビューでPDFをパスワードで保護する」の現行手順を整理したもので、実機での画面確認や暗号強度の検証ではありません。

  1. Finderで対象のPDFを開き、「プレビュー」で表示します。別のアプリが起動したときは、PDFをControlキーを押しながらクリックし、「このアプリケーションで開く」から「プレビュー」を選びます。
  2. メニューバーの「ファイル」>「書き出す」を選びます。元のPDFを残す場合は、異なるファイル名を指定して保護付きのコピーを作ります。
  3. 書き出し画面の「アクセス権」をクリックし、「書類を開くときにパスワードを要求」を選択して、開封用パスワードを入力・確認します。
  4. 必要に応じてプリント・変更などの許可条件を確認します。Appleの現行ガイドでは、所有者のパスワードを設定してこれらの権限を管理します。開封用パスワードと所有者用パスワードは用途が異なり、同じものを使うことも別にすることもできます。
  5. 「適用」して「保存」します。変更が有効になるのは次にPDFを開いたときです。送信時はパスワードをPDFと同じメッセージに記載せず、共有先と合意した別経路で伝えることを検討してください。

パスワードは、入力ミスしにくく、共有先が正確に入力できるものを選びます。大文字・小文字、数字、記号の違いも区別されるため、伝達方法も含めて確認してください。パスワードを忘れた場合に備え、安全な保管先を決めておくことも大切です。

保存後にパスワードを確認する

設定が保存されたら、次の順で確認します。

  1. 書き出したPDFを閉じます。プレビュー上で元のPDFを表示し続けている場合は、対象ファイルを取り違えないよう、書き出したファイル名と保存先を確認してください。
  2. Finderから書き出したPDFを開き直します。パスワード入力を求められることを確認します。
  3. 設定したパスワードを入力し、PDFの内容が表示されることを確認します。誤ったパスワードでは開けないことも確かめたい場合は、機密情報を含まないテスト用PDFで行ってください。実際の共有ファイルで何度も試す必要はありません。
  4. 共有先で使われる端末やPDF閲覧アプリが分かる場合は、相手に、受け取ったファイルをその環境で開けるか確認してもらいます。相手が実際に受信したファイルで確認するのが、転送時のファイル違いや破損も見つけやすい方法です。

自分のMacでパスワード入力が表示され、正しいパスワードで開けても、相手のアプリや端末での動作までは保証されません。共有前に、ファイル名、添付したファイル、パスワードの伝達先がそれぞれ正しいかを確認しましょう。

状況別の進め方

すでにPDFがある場合: プレビューで開き、「ファイル」>「書き出す」>「アクセス権」から開封用パスワードを設定し、別名で保存します。元のPDFが暗号化されていない場合、元ファイルをそのまま共有しないよう注意してください。

書類をPDFにしてから保護する場合: 文書を作成したアプリの「印刷」画面からPDFとして保存し、そのPDFをプレビューで開いて暗号化します。アプリによってPDF保存の表示や手順が違うため、まずPDFファイルが保存されたことを確認してからプレビューで操作してください。

別の方法:Macの「プリント」画面から新しいPDFを作る場合: 書類を開き、「ファイル」>「プリント」から「PDF」>「PDFとして保存」を選んだときは、「セキュリティオプション」で開封・コピー・プリントに必要なパスワードを設定できます。これはApple「Macで書類をPDFとして保存する」に記載された別の操作です。既存PDFをプレビューから書き出す「アクセス権」と操作画面を混同せず、保存後にパスワード要求とページ内容を確認してください。

「アクセス権」が見当たらない場合: PDFがMacの「プレビュー」で開かれていることと、「ファイル」>「書き出す」の画面であることを確認します。Appleの現行ガイドと違う画面なら、使っているmacOSのバージョンに対応する公式ガイドを参照してください。旧バージョンのUIを新バージョンの手順と混同しないようにし、保護できたか分からないPDFを「保護済み」として共有しないでください。

すでに設定した権限を編集したい場合: Appleの公式ガイドには、「ファイル」>「アクセス権を編集」からパスワードやプリント・変更の権限を管理する手順があります。元の書類を残し、変更後はPDFを開き直して確認してください。

注意点

  • ここで説明するのはPDFを開くためのパスワード設定です。閲覧後のコピー、スクリーンショット、別形式への書き出しなどをすべて防げるという意味ではありません。PDFの権限設定と、開くときのパスワードも同じものとは限りません。
  • パスワードをPDFと同じ場所・同じ送信内容で伝えると、ファイルとパスワードが同時に第三者へ渡るおそれがあります。共有先と方法を決め、別経路で伝えることを検討してください。
  • 機密情報が含まれる場合は、PDFにパスワードを付けるだけでなく、共有相手、送信先、保存場所、不要なページや個人情報が残っていないかも確認します。共有前の情報確認についてはPDFから個人情報を消してから共有する方法も参照してください。
  • ファイルサイズが大きく、送信や保存に問題がある場合は、暗号化とは別の対処としてMacとWindowsでPDFをオフライン圧縮する方法を確認できます。圧縮後に暗号化が維持されるかは、利用する方法と出力ファイルで改めて確認してください。
  • 本手順は電子署名を付与するものではなく、電子署名の法的効力を保証しません。また、暗号の強度や、あらゆる攻撃に対する安全性を保証するものでもありません。

よくある質問

パスワードを設定したのに、開くときに聞かれません

書き出したファイルではなく元のPDFを開いていないか、ファイル名と保存先を確認してください。プレビューで書き出したPDFを閉じてから開き直し、パスワード入力が表示されるか試します。表示されない場合は、「アクセス権」で「書類を開くときにパスワードを要求」を有効にしたかを見直してください。

共有先でも必ず開けますか?

必ず開けるとはいえません。相手の端末、OS、PDF閲覧アプリ、ファイルの受け取り状態などが関係します。可能であれば、相手に受信したファイルで開けるか確認してもらい、パスワードは別の安全な方法で伝えてください。

パスワードを忘れたらどうすればよいですか?

元のPDFが手元にあるなら、それを使って新しい暗号化版を作成し、共有先へ差し替えを連絡します。元のファイルがなく、パスワードも分からない場合に復旧できるとは限りません。共有前に、元ファイルを安全に保管し、パスワードも適切に管理してください。

まとめ

プレビューの「ファイル」>「書き出す」>「アクセス権」で開封用パスワードを設定し、元のPDFとは別名で保存します。保存後は書き出したファイルを閉じて開き直し、パスワードを求められることと、正しい入力で表示できることを確認してください。共有先での動作は別途確認が必要で、パスワード設定だけで情報の完全な保護が保証されるわけではありません。

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